2019年5月19日、急に思い立って自転車で勝尾寺に行ってきました。
勝尾寺とは
大阪府箕面市(大阪の北のほう)にあるお寺。北摂地域の山間部にあり、正式名称は「応頂山 勝尾寺」だそうだ。
これを書いているときに知ったのだが、この「応頂山」というのは「山号」で、仏教寺院につける称号なのだそう。普通に山の名前をつける場合もあれば、全然関係ない(仏教用語とかから持ってくる)こともあるらしい。「応頂山」はどっちなんだろう。
googlemapで調べてみたけど山の名前を見つけられなかった。
宗派は高野山真言宗で、御本尊は十一面千手観音。
弥勒信仰から始まったらしい。
もともと奈良末期に双子の僧が修行してたら、開成(光仁天皇の皇子)という方と出会い、その方がお寺を建てたりして開山したとのこと。当初は彌勒寺だったらしい。9意気投合して盛り上がったのかな。その後、清和天皇の(源氏のルーツとなる第56代天皇) の健康とか祈ってたらそれがなかなか効き目があったと評価され、「王に勝った」という意味で「勝王寺」という寺号を賜って、それを「勝尾寺」としたらしい。勝王寺ってなかなか強気な名前な感じするし謙遜したのかな。何も知らない人が見たらクレームくるかもとか思ったのかもしれない。
…などなど、ほかにもいろいろ勝尾寺の公式ホームページ「勝尾寺の歴史」に載っている。読んだら面白かった。
大阪城〜勝尾寺
勝尾寺へは、高校生の時に部活の必勝祈願で行ったきりだった。その時は同級生の親御さんに車に乗せていただいたが、今回は自転車で行ってみることにした。なかなかの山だった気がするが、2週間ほど前に自転車で暗峠(くらがりとうげ)越えを経験したところだったので多少の山はなんとかなるだろうと考えていた。
スタート地点の大阪城公園からのんびり走り、吹田あたりから阪急北千里線沿いに関西大学や万博公園を横目にしながら山に入る。
山道では途中何回か水分休憩しながらも、スムーズに登れた。
もうすぐ着くかな?と思い始めたタイミングで、この景色が見えた。
もうこの景色を見ると、勝尾寺への期待がぐんと高まった。
そこからすぐ、勝尾寺に着いた。すでにミニ達磨が詰められていた。
異世界
入場料を支払い門をくぐると目の前が霧でいっぱいになった。入り口が池にかかっている橋になっており、ミストができる装置が池に設置されているようだ。
勝尾寺エントランス
— Lisako (@Route10L) December 26, 2019
2019/5/19 pic.twitter.com/UWie1OBzhQ
少し遠くから聞こえる規則正しい太鼓の音も相まって、一瞬で異世界に入ってきたような気持ちになる。なんという演出センスの高さなのかとめちゃくちゃビビった。
日本人で日本育ちの私でも「クールジャパン」と声に出してしまう。それくらい痺れるエントランスだった。
勝尾寺に限らず神社やお寺の境内ではそういう感覚になることが多い。やっぱり神聖な感じを演出する必要があるのか、必然的にそうなるのか、どっちなのだろう。どっちもありそう。
昔友達と行った京都の吉田神社なんかすごかった。ゲームの中に迷い込んだのかと思うスポットだった。いや逆か、ゲームに神社とかお寺要素を取り込んでるのか。吉田神社にも改めて行こう。
勝尾寺 境内を歩く
— Lisako (@Route10L) December 26, 2019
(手ぶれ補正がなかったので揺れます注意)
2019/5/19 pic.twitter.com/ElFPkjCbz5
こんなの質の良いアミューズメントパークすぎる。
勝尾寺は、センスが詰まりまくったワクワクランドでした。また行こう。
勝尾寺 多宝塔を眺める
— Lisako (@Route10L) December 26, 2019
2019/5/19 pic.twitter.com/B7iOP7ZNyy
勝尾寺 眺め
— Lisako (@Route10L) December 26, 2019
(手ぶれ補正がなかったので揺れます注意)
2019/5/19 pic.twitter.com/b6vPvFlPVI